三越伊勢丹に強気評価、国内有力証券は投資判断「A」を継続
三越伊勢丹ホールディングス<3099>に強気評価が出ている。岩井コスモ証券は15日、同社株の投資判断「A」と目標株価3000円を継続した。第2四半期(4~9月)の連結営業利益は、前年同期比72.8%増の348億8400万円となり、三越と伊勢丹が経営統合した後の最高益を更新した。国内消費、インバウンド消費の取り込みに加え、収支構造改革の取り組みも寄与した。25年3月通期もインバウンドの堅調な伸びが予想され、同利益は前期比32.4%増の720億円が見込まれている。また、同社は次期中期経営計画を発表し、31年3月期の同利益は1000~1100億円を目指すほか、累進配当など積極的な株主還元方針を掲げたことも評価している。