オプティム---2Q増収、モバイルマネジメントサービス・X-Tech(クロステック)サービスの成長を推進

材料
2024年11月18日 16時33分

オプティム<3694>は14日、2025年3月期第2四半期(24年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.0%増の45.17億円、営業利益が同4.1%増の7.94億円、経常利益が同1.2%減の6.63億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同2.7%減の3.83億円となった。

当中間連結会計期間において同社グループは、前年度より継続して、「モバイルマネジメントサービス」を着実に成長させるとともに、「X-Tech(クロステック)サービス」について急速に拡大するDX市場でイノベーションを創出し、大きな成長を実現することを目指し、両者を両輪として事業を展開させてきた。

積極的な成長投資の中心である「X-Techサービス」について、アグリテックサービスでは、ドローン農薬散布DXサービス「ピンポイントタイム散布サービス(以下、PTS)」を積極的な営業活動及び成長投資を実施している。当中間連結会計期間においては、ドローン農薬散布DXサービスPTSを全国で提供し、その結果、特に水稲向けPTSの売上が前中間連結会計期間対比で大きく成長している。オフィスDXでは、AIを活用した文書管理サービス「OPTiM Contract」及び「OPTiM電子帳簿保存」について、ライセンス数が順調に増加している。マーケティングDXでは、AIが実現するカスタマーサクセスサービス「OPTiM Customer Success Portal」を発表した。生成AIがあらゆる業種における顧客満足度と顧客接点を最大化し収益機会の拡大を支援するサービスとなっている。また、自治体DXサービスの「自治体公式スーパーアプリ」については、「佐賀市公式スーパーアプリ」において佐賀市民のスマホ所有者の3割以上が利用している実績をもとに、全国の自治体への展開を目指している。

「モバイルマネジメントサービス」については、市場の成長とあわせて順調に「Optimal Biz」のライセンス数が増加している。当中間連結会計期間においては、Windows向け機能強化及び飲食店、小売店舗、物流業、工場などへの業務専用端末の管理メニューの追加を行った。

「その他サービス」については、「Optimal Remote」や「タブホ」などのライセンス売上が計画通りに推移している。なお、同社グループでは生成AI分野への研究開発投資を積極的に推進しており、生成AIを用いた報告書自動作成カメラアプリ「OPTiM Taglet」や、生成AIが実現するカスタマーサクセスサービス「OPTiM Customer Success Portal」、医師・看護師の文章作成業務を生成AIが支援するサービス「OPTiM AI ホスピタル」など大規模言語モデル(LLM)を用いたサービスの提供を開始している。

2025年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比10.3%増の113.00億円、営業利益が同0.5%増の19.50億円、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は、同社グループが支配していない関連会社の損益について、合理的な見積りが困難であることから、具体的な予想数値の開示は行っていない。

《NH》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.