米国株見通し:伸び悩みか、金利高なら売り再開
(13時30分現在)
S&P500先物 5,931.75(+11.75)
ナスダック100先物 20,687.00(+53.50)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は73ドル高。米金利は弱含み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
18日の主要3指数はまちまち。ナスダックは5日ぶり、S&Pは3日ぶりに反発したが、ダウは55ドル安の43389ドルと3日続落で取引を終えた。長期金利の低下を背景にハイテクをはじめ主力銘柄が買い戻され、相場を押し上げた。足元の経済指標により力強さが示され、景況感の改善を好感した買いも継続。半面、前週の堅調なインフレ指標を背景に連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ継続の期待は低下し、売り圧力は根強い。
本日は伸び悩みか。トランプ次期政権の発足に向け景気の過熱が予想され、消費や景気敏感が買われやすい地合いは続く。今晩決算発表のウォルマートが業績拡大なら消費選好地合いが見込まれる。明日のエヌビディアも注目され、ハイテクがにぎわう可能性もあろう。ただ、引き続きFRBの利下げペース鈍化が見込まれ、長期金利の動向次第では再び売り優勢に。指数はなお過去最高値圏で推移し、調整の売りが指数の上値を抑えそうだ。
《TY》