シンボティック、決算受け大幅高 第1四半期のガイダンスは保守的との指摘も=米国株個別
(NY時間10:16)(日本時間00:16)
シンボティック<SYM> 35.20(+4.64 +15.18%)
倉庫業務の自動化などを手掛けるシンボティック<SYM>が大幅高。前日引け後に7-9月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第1四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る売上高見通しを示した。
同社は声明で「第1四半期を前にわれわれは、拡大する機会を捉えるための的を絞った投資と伴に、安定した粗利益と継続的で堅調な売上高の伸びを見込んでいる」と述べた。
アナリストは「今後数四半期の業績は不安定になる可能性があるとしながらも、足元の業績が好調であることや、システムの完成と展開の勢いといった要因を考慮すると、第1四半期のガイダンスは控えめなほど保守的である可能性がある」と述べている。
「さらに、メキシコのウォルマート子会社ウォルメックス社からの受注は同社にとって確かな機会であり、今後数年間でさらなるシステム展開につながる可能性がある」とも付け加えた。
(7-9月・第4四半期)
・1株利益:0.05ドル(予想:0.01ドル)
・売上高:5.77億ドル 47%増(予想:4.90億ドル)
・EBITDA(調整後):5500万ドル(予想:3110万ドル)
(10-12月・第1四半期見通し)
・売上高:4.95~5.15億ドル(予想:4.95億ドル)
・EBITDA(調整後):2700~3100万ドル(予想:4220万ドル)
【企業概要】
サプライチェーン業務を改善する革新的な技術ソリューションの開発・商業化・展開に取り組み、世界の小売企業の大規模倉庫や配送センターでパレットやケースの処理を自動化する。AI対応システムソフトウェアによって制御される完全自律移動ロボットを使用し、独自の緩衝構造を通して商品を移動させる。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース