NY外為:ユーロ底堅い、ECBの大幅利下げ観測後退で
NY外為市場でユーロは底堅く推移した。エストニア中銀のミュラー総裁は12月会合で0.25%の利下げに踏み切る可能性が高いとすると同時に、現段階で大きなステップに動く理由は見当たらないと、大幅利下げの可能性を除外。また、独連銀の月報では第4四半期の経済が停滞する可能性が強いと指摘されたが、第3四半期の賃金は過去30年間で最大のペースで加速したと、賃金のインフレの可能性もほのめかした。
ユーロ・ドルはウクライナ露戦争深刻化を警戒したユーロ売り、質への逃避のドル買いに欧州市場で一時1.0524ドルまで下落後、1.0600ドルまで反発。ユーロ・円は161円50銭まで下落後、163円36銭まで反発した。ユーロ・ポンドは0.8332ポンドまで下落後、0.8375ポンドまで反発した。
《KY》