イラン、核兵器級に近い高濃縮ウランの生産を停止へ

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2024年11月20日 2時00分

イランは核兵器に必要な濃度に近い高濃縮ウランの生産を停止することに同意した。ブルームバーグが伝えた。国際原子力機関(IAEA)の査察官はきょう、イランが備蓄の増加を止めることを目的とした措置を開始したと報告。12ページにわたる報告書を確認したという。IAEAによれば、イランの技術者はすでに生産量を制限するための措置に着手している。

IAEAのグロッシ事務局長は今月、イランのペゼシュキアン大統領とテヘランで協議。IAEAはイランのこれまでの活動に関する調査を最終的にまとめる必要があるものの、イランが備蓄に上限を設けることは信頼回復への第一歩として重要だろうと、グロッシ氏は報告書で指摘した。

イランは2021年にウランの濃縮度を60%まで引き上げた。欧米諸国では、核兵器製造で必要となる濃度の90%に迫っているとして、懸念を強めていた。

トランプ氏は21年までの1期目で、対イラン制裁緩和と引き換えにイランが核活動を制限する国際的な核合意から米国を離脱させ、イランに対する最大限の圧力政策を進めていた。

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