アドテストは売り買い交錯、エヌビディア決算発表目前で思惑錯綜
アドバンテスト<6857>が売り買い交錯。前日に一時400円を超える上昇で9000円台半ばに歩を進めており、きょうは目先筋の利益確定売りが観測される一方、引き続き根強い買いが入り下値を支えている。米国では現地時間20日に画像処理半導体(GPU)大手のエヌビディア<NVDA>の8~10月期決算発表を控えており、マーケットの関心が集中している。売上高及び利益の大幅な伸びが見込まれるほか、先行きについても絶好調が予想されているが、株価面では織り込みが進んでいるという見方もある。また、エヌビディアが製造する次世代半導体「ブラックウェル」の発熱問題にも投資家の関心が向いており、決算通過後の同社株の動きが注目される状況にある。アドテストはエヌビディア向けに半導体テスターを納入しており、エヌビディアの業績や株価動向に連動しやすい。足もとの株価は期待と警戒感が錯綜し一進一退となっている。