日曹達が続伸、次世代有機EL発光材料開発のKyuluxと資本・業務提携
日本曹達<4041>が続伸している。この日、次世代有機EL発光材料の開発を行う九州大学発のスタートアップであるKyulux(福岡市西区)と、次世代有機EL発光材料である熱活性化遅延蛍光材料(TADF)に関する量産体制構築に向けて資本・業務提携契約を締結したと発表しており、好材料視されている。
両社は20年1月に共同開発契約を締結し、TADFの生産ノウハウの確立を目標に中間体に関する研究開発に取り組んできたが、今後の量産開始を見据えて更なる連携が必要となったという。今後、日曹達はKyuluxに資本参加するとともに、量産体制確立に向けたプロセス開発並びに設備投資を行い、Kyuluxは日曹達の量産体制構築を技術面から支援することで、TADFの量産と安定した供給体制を実現する。