東応化に再評価余地、国内有力証券は投資判断「A」を継続
東京応化工業<4186>に再評価余地が指摘されている。岩井コスモ証券は20日、同社株の投資判断「A」と目標株価5000円を継続した。第3四半期(7~9月)の連結営業利益は前年同期比約2.2倍の98億円となった。半導体製造の前工程に使うフォトレジストの好調が継続し、特に先端プロセスで使われるEUV用フォトレジストが伸びた。エヌビディア<NVDA>やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>のAI用GPUは線幅5ナノ/4ナノの技術で製造されるが、この線幅に使われるEUV用フォトレジストは、同社が他社を圧倒している。同証券では24年12月通期の同利益は293億円(前期比29.0%増)の計画に対して306億9000万円への増額修正を予想している。