【クラファン・優待】ZOZOと提携 障がい者向け「お直しサービス」のコワードローブ、11月24日募集開始

経済
2024年11月21日 15時50分

障がいのある人などに洋服のお直しサービスを提供する株式会社コワードローブ(千葉県習志野市)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは11月24日10時開始を予定しています。

・ 普通株式型
・ 目標募集額:500万円、上限募集額:4000万円
・ エンジェル税制あり(優遇措置B)
・ 株主優待あり:「キヤスク」でのお直し無料
・ みなし時価総額:1億円
・ 類似上場企業:ジェイドグループ <3558> [東証G]、yutori <5892> [東証G]、クラシコム <7110> [東証G]、W TOKYO <9159> [東証G]、エアークローゼット <9557> [東証G]
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算

多くの人が、着たい服を着られる社会を

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

コワードローブは、誰もが「着たい服」を選べる世界の実現を目指しています。

同社によると、アダプティブウェア(※1)やインクルーシブデザイン(※2)という概念が広がりつつある一方、障がいのある人の多くは「着たい服」を選ぶのが困難であり、それは、自分の好みよりも「着やすさ」を優先する必要があるからだといいます。

たとえば、腕の曲げ伸ばしがしづらい人は、かぶるタイプの服を選ぶことは難しく、指先が動かない人は、ボタンタイプの服を選ぶことが難しいそうです。

同社は、より多くの人が着たい服を着て、心豊かに毎日を過ごせる社会の実現を目指し、服のお直しサービス「キヤスク」を2022年3月から展開しています。

「キヤスク」は、障がいや病気、けがなどさまざまな理由で、自分の好みよりも着やすさを優先して服を選ばざるを得ない人が、自分の好みで選んだ既製服を「身体の不自由に合わせて着やすくする」お直しを依頼できるオンラインサービスです。

(※1)着脱のしやすさや快適さを考慮した衣服
(※2)障がいや年齢、ジェンダーなどに左右されず、より多くの人の利用しやすさを包括したデザイン

こうした独自性と持続可能性を両立したキヤスクの事業は2022年、グッドデザイン賞やIAUD国際デザイン賞などを受賞。実際に服を着る人だけでなく、介助者の負担軽減などの面も評価されたそうです。

事業の新規性や社会性が評価され、以下のような受賞実績を上げています。

・第2回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞(平和・人権の部)

・IAUD国際デザイン賞2022 ファッションデザイン部門「金賞」

・2022年 ACC TOKYO CREATIVE AWARDS デザイン部門「総務大臣賞/ACCグランプリ」

・2022年 グッドデザイン賞「グッドデザイン・ベスト100」

・「グッドフォーカス賞(経済産業省 大臣官房 商務・サービス審議官賞)」

また、朝日新聞や日経MJなどの全国経済紙、日経ビジネスやNewsPicksなどの経済メディア、NHKや日本テレビなどの地上波、WWD JAPANをはじめとする業界雑誌など、多くのメディア出演実績があり、ZOZO <3092> [東証P]との協業の背景にも、業界をリードする地位が寄与しているそうです。

「今後も積極的にメディアに露出することで、業界への信頼度や認知の拡大を目指していきます」(同社)

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(出典:FUNDINNO)

「キヤスク」は、個人の顧客向け(toC)サービスですが、2024年からは企業向け(toB)にノウハウやライセンスを提供する「キヤスク toB」を開始しています。

2024年8月には、toBパートナー第1弾として、「ZOZOTOWN」を運営するZOZOとの提携サービス「キヤスク with ZOZO」を開始、インクルーシブウェアの受注販売を支援しています。

一般的に、アパレル企業が一人一人に配慮した服を提供することは膨大な開発コストや在庫リスクを抱えることになり、あまり現実的ではないそうです。

そこで、「キヤスク with ZOZO」のサービスを活用することで、多くのアパレルブランドが開発の手間や在庫のリスクを抱えることなく、ZOZOTOWN上でインクルーシブウェアの受注販売が可能になるといいます。

「こうした成功事例を基に、今後は第2・第3のZOZOモデル事例を増やし、さまざまな企業とのパートナーシップの拡大に注力していきたいと考えています」(同社)

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(出典:FUNDINNO)

障がいのある人のニーズに特化したお直しメニュー構成で、顧客はいつでも、全国どこからでも自宅完結で、お直し依頼が可能です。

また、接客からお直し作業までを在宅フルリモートで行うキャストは現在15名で、その多くが障がいのあるお子さんを持つ母親です。顧客と同じ悩みや経験を持つキャストが、目の前の顧客一人一人に合わせてお直しする服は、顧客の思いとキャストの優しさが詰まった「世界に1着だけの服」だといいます。

2022年のサービス開始以降、400名超の顧客に1000着以上を提供し、リピート率は60%を超えています。

同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。

【成長のための課題】

・持続的な成長に向けたサービスの認知拡大

・ZOZOモデルを他社へも広げていくための組織体制強化

【解決方法】

・ブランドサイトの新設、サービスサイトのUI/UX改善、機能拡充

・営業体制の強化、キャストのサポート体制の拡充

障がいのある人は日本に約1160万人

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(出典:FUNDINNO)

現在、障がいのある人は日本だけで約1160万人おり、これは人口の約9.5%に相当。さらに、病気やけがによって身体が不自由な人を含めると、自分の好みより着やすさを優先して既成服を選ばざるを得ない人は、潜在的に数千万人規模で存在していると予想されます。

また、世界では10億人以上が自力で服の着脱が困難であると言われているそうです。そうした状況に対し、欧米ではいち早く彼らの人権を尊重し、「障がいの有無にかかわらず、誰もがオシャレを楽しむ」という当然の権利が重要視されてきたといいます。

2019年に米ニューヨークで行われた大規模なファッションイベントには、世界的ブランドが複数社参加。その中で、40人以上の障がいのある人がモデルとしてランウェイに登場し、大きな話題となったそうです。

日本ではこれまでも、障害のある人へ配慮する努力義務が課されていましたが、2024年4月に障害者差別解消法が改正され、ようやく、合理的配慮の提供が義務化されたといいます。

これにより、アパレル業界でも今後、商品やサービス、接客などさまざまな面で、障がいのある人への合理的配慮が求められるケースが急増すると同社は考えています。

また、超高齢化社会に突入した日本では、加齢によって不自由を抱える人も年々増加。今後、アパレルブランドが継続的に成長し続けるために、さまざまな不自由を抱える人々への適切な配慮が重要な経営課題の一つになっていくと見込んでいます。

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(出典:FUNDINNO)

近年、市場シェアの拡大や事業の多角化に向け、M&Aをする企業が増えており、ここ10年で2倍以上に増加。中でも、特定の業界で知名度が高く、既にコミュニティを形成している企業がM&Aをする事例が増えているといいます。

ゲームアプリ開発のA社は、2017年にプログラマー情報共有サービスを運営するQ社を取得額約14.5億円で買収して話題に。金融系Webサービスを提供するM社は、2019年にSaaS比較メディアを運営するS社を取得額約19.9億円で買収し、新規ユーザーの獲得に成功したといいます。

経済関連サービスを提供するU社は、2024年に新規事業開発コンサルを得意とするA社を取得額約5.5億円で買収し、ノウハウを生かした事業開発を行っているそうです。

「弊社は、上記のロールモデル企業と同様、業界に特化したコミュニティや新規事業開発に生かせるノウハウを保有していると自負しており、M&Aを狙って成長していきたいと考えています」(同社)

今後の成長に向けて

(1)M&AによるExitを計画

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(出典:FUNDINNO)

(2)2031年に200社のBtoB事業取引企業数を計画

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(出典:FUNDINNO)

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・ジェイドグループ <3558> [東証G]

・yutori <5892> [東証G]

・クラシコム <7110> [東証G]

・W TOKYO <9159> [東証G]

・エアークローゼット <9557> [東証G]

株主優待

【基準日】

毎年1月末日

【優待内容】

・81~100株:「キヤスク」でのお直し1回無料(最大1万円まで)

・101株以上:「キヤスク」でのお直し3回無料(1回につき最大1万円まで)

【申し込み方法】

・基準日経過後、メールにて申し込みの案内をする。

・申し込み時の名前・住所と株主名簿の名前・住所を照合して、利用の確認をする。

・株主名簿の名前や住所に変更がある場合は、手続きをしてから申し込む。

【注意事項】

・優待内容は今期(2025年10月期)の内容。

・1人、1年に1回(3回無料の場合は3回)限りの優待。

・優待内容は変更や廃止になる場合がある。

発行者・募集情報

■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等

株式会社コワードローブ

千葉県習志野市谷津五丁目3番15号

資本金:1,000,000円(2024年9月19日現在)

発行済株式総数:20株(同)

発行可能株式総数:200株

設立日:2021年1月15日

決算日:10月31日

※2024年11月14日を効力発生日として、1株を1,000株とする株式分割に伴う発行済株式総数、発行可能株式総数の変更を株主総会で決議しており、登記申請準備中。登記完了後の発行済株式総数は20,000株、発行可能株式総数は100,000株となる。

■募集株式の発行者の代表者

代表取締役 前田哲平

■募集株式の種類及び数(上限)

普通株式 8,000株

■募集株式の払込金額

1株あたり 5,000円

■資金使途

・目標募集額達成時の資金使途内訳

調達額500万円を以下の目的に充てる予定。

クリエイティブ費用 300万円

システム費用 90万円

手数料 110万円

・上限募集額達成時の資金使途内訳

上記に追加し、調達額3,500万円(目標募集額500万円と上限募集額4,000万円との差額)を以下の目的に充てる予定。

広告宣伝費 1,060万円

人件費 1,000万円

システム費用 670万円

手数料 770万円

■投資金額のコース及び株数

100,000円コース(20株)

200,000円コース(40株)

300,000円コース(60株)

400,000円コース(80株)

500,000円コース(100株)

1,000,000円コース(200株)

2,000,000円コース(400株)

3,000,000円コース(600株)

4,000,000円コース(800株)

5,000,000円コース(1,000株)

10,000,000円コース(2,000株)

※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース(100株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース(2,000株)を上限とする。

■申込期間

2024年11月24日~12月9日

■目標募集額

5,000,000円(上限募集額 40,000,000円)

※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は32,000,000円とする。

■払込期日

2025年1月7日

■連絡先

株式会社コワードローブ

電話番号:080-4335-7357

メールアドレス:co.wardrobe.tmaeda@gmail.com

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。

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