ロシアがICBM発射、ウクライナ発表

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2024年11月21日 23時11分

ロシアが大陸間弾道ミサイル(ICBM)を使用したと、ウクライナが発表した。ウクライナが西側の兵器でロシア領内を攻撃したことに対する報復と見られ、戦争が再びエスカレートしている。

ICBMの使用は、確認されれば、2022年2月に始まった今回の戦争でロシアが使用したのは初めてとみられる。ウクライナ側の発表によると、ロシアは約1000キロ離れたカスピ海に近いアストラハン州から発射したという。ロシアはまた21日の朝に、ウクライナ中東部のドニプロを狙い、ICBMとみられるミサイル以外にも多数のミサイルを撃ち込んだ。

新型ICBMは米国だと1発あたり1億6200万ドル(約250億円)のコストがかかるという。

ドニプロペトロウシク州のリサク知事によると、ドニプロの工業施設が損傷した。別のリポートでは、退役軍人向けのリハビリ施設が損壊した。中部のクリブイリヒでも爆発音が聞かれたと、ビルクル同市市長が通信アプリ「テレグラム」で報告した。死傷者や損害についての情報はない。

ウクライナ空軍司令部がテレグラムで説明したところによると、21日朝の攻撃でロシアが発射した巡航ミサイル「Kh-101」7発のうち6発を迎撃した。併せて使用された極超音速弾道ミサイル「キンジャール」とICBMについては、「重大な結果」を引き起こしてはいないと述べるに留め、詳細は明らかにしていない。

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