ピクシス・オンコロジーが急落 暫定データに患者1人の死亡が含まれていたことを嫌気=米国株個別
(NY時間10:16)(日本時間00:16)
ピクシス<PYXS> 2.09(-1.74 -45.42%)
バイオ医薬品のピクシス・オンコロジー<PYXS>が急落。開発中の抗がん剤治療薬「PYX-201」の暫定データを発表し、6人の重度の治療歴のある頭頸部扁平上皮がん患者において、1件の完全奏功と100%の病勢コントロール率を達成するなど好調なデータを公表したものの、患者1人の死亡が含まれていたことが嫌気されている。
ただ、同社は「今回の暫定データは、2025年第1四半期に開始予定のモノセラピーおよび第1選択の併用療法拡大試験を支持している」と述べている。また、「概ね良好な忍容性と好ましい安全性プロファイルを示した」とも指摘した。
【企業概要】
治療困難ながんを対象とし、腫瘍細胞の制御不能な増殖と薬剤耐性を回避し死滅させる次世代治療薬の開発に注力するバイオテクノロジー会社。抗体薬物複合体(ADC)や免疫腫瘍分野の製品候補を単剤及び併用療法として開発を進める。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース