エヌビディアの決算でデルやHPEに期待の声も=米国株個別

材料
2024年11月22日 5時24分

(NY時間15:23)(日本時間05:23)

デル<DELL> 139.73(+5.77 +4.31%)

HPエンタープライズ<HPE> 21.90(+0.72 +3.38%)

バーティブ<VRT> 144.28(+6.74 +4.90%)

アンフェノール<APH> 73.43(+2.54 +3.58%)

NY時間の終盤に入ってエヌビディア<NVDA>は再びプラス圏に浮上している。前日発表の決算を受けて一時下げに転じていたものの、力強い決算を改めて評価している模様。投資家の事前の期待値が高く、強い決算ではあったものの物足りなさもあったようだ。

今回のエヌビディアの決算は、法人や団体といったエンタープライズのAI需要が強いことを示唆しており、これは他のシステム・インフラの企業にとっても追い風となるとの指摘がアナリストから出ている。

全体的な需要の読み取りは、エンタープライズサーバーのOEMにとってポジティブだという。具体的にはデル・テクノロジーズ<DELL>、HPエンタープライズ<HPE>、スーパー・マイクロ<SMCI>といったサーバー関連の銘柄を個別に挙げている。

デルとHPEには2027年までに1710億-1740億ドル規模のAI関連の総アドレス可能市場があり、2023-25年の年平均成長率(CAGR)は20-25%が期待されると指摘。デルは来週、HPEは12月初旬に決算発表を予定している。

また、別のアナリストもエヌビディアの決算からデルとHPEにポジティブな影響が見られると指摘。エヌビディアはホッパー製品に対する持続的な需要を決算で言及していたが、ホッパーからブラックウェルへの移行期間中に消化不良が起こる可能性があり、それはデルとHPEにとってはポジティブな材料となるという。

一方、アンフェノール<APH>、バーティブ<VRT>も注目銘柄に挙げている。ブラックウェルの出荷台数の増加は、両社がこのシステムへのサプライヤーであることを踏まえるとポジティブな材料だという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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