東証グロース市場250指数先物見通し:底堅い展開を想定
本日の東証グロース市場250指数先物は、底堅い展開を想定する。前日21日の米国市場のダウ平均は461.88ドル高の43,870.35ドル、ナスダックは6.28pt高の18,972.42ptで取引を終了した。地政学的リスク懸念が緩和し、寄り付き後、上昇。シカゴ連銀のグールズビー総裁が来年の金利が「現状を下回るだろう」との考えを示すと、金利先安感に買われ、相場を押し上げた。ナスダックは長期金利の上昇が重しとなり伸び悩んだが半導体のエヌビディア(NVDA)の決算を好感した買いが下支えとなり、かろうじてプラス圏を維持した。本日の東証グロース市場250指数先物は底堅い展開を想定する。夜間取引において1カ月ぶりに日足一目均衡表の先行スパン(雲)上限を突破しており、20日にパラボリックが再陽転したことあわせて、テクニカルは上方向を示唆している。国内で10月消費者物価コア指数や11月製造業PMIなどの発表を控えており、留意は必要となるが、米国金利の先安感を支えに、堅調に推移しそうだ。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比4pt高の638ptで終えている。上値のメドは650pt、下値のメドは630ptとする。
《SK》