21日の米株式市場の概況、NYダウ続伸 アルファベット大幅安
21日の米株式市場では、NYダウが前日比461.88ドル高の4万3870.35ドルと続伸した。この日発表された米国の週間新規失業保険申請件数が市場予想を下回ったことから、米景気の底堅さが意識され、景気敏感株などに買いが入り全体を支えた。米司法省がグーグルの独占解消に向けてインターネット閲覧ソフト「クローム」の売却命令などを求める是正案を裁判所に提出したことを受け、親会社のアルファベット<GOOG>が大幅安。これがハイテク株全般に重荷となった。
セールスフォース<CRM>やIBM<IBM>、シャーウィン・ウィリアムズ<SHW>が上昇。スノーフレイク<SNOW>が急騰したほか、アーチャー・アビエーション<ACHR>やイオンQ<IONQ>、ヒムズ&ハーズ・ヘルス<HIMS>が大幅高となった。半面、ボーイング<BA>やマクドナルド<MCD>が軟調。ロブロックス<RBLX>やドキシミティ<DOCS>、ブルーム・エナジー<BE>が冴えなかった。
ナスダック総合株価指数は6.277ポイント高の1万8972.420と小反発。エヌビディア<NVDA>が堅調。スーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>やナノ・ニュークリア・エナジー<NNE>、ロケット・ラボUSA<RKLB>が大きく買われた。一方、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、マイクロソフト<MSFT>、アップル<AAPL>が冴えない展開。マイクロストラテジー<MSTR>やコインベース・グローバル<COIN>、クリーンスパーク<CLSK>も安かった。