エラスティックが決算受け大幅高 生成AIが牽引=米国株個別
(NY時間09:56)(日本時間23:56)
エラスティック<ESTC> 111.31(+17.18 +18.25%)
ソフトウエア開発のエラスティック<ESTC>が大幅高。前日引け後に8-10月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、25年度通期の見通しを上方修正している。
今回の決算を受けて目標株価を130ドルに引き上げたアナリストもいる。「記録的な収益性とクラウド事業の堅調な業績は第1四半期と比較して、実行力の改善が証明された」と述べている。「生成AIの牽引力は再び注目すべきもので、強いコミットメントが示され、検索事業はプラットフォームで最も成長の早い部分となるべく加速している」とも語った。
なお、同社はムールジャニCFOの退任を発表。別の機会を見つけるためとしている。12月14日より財務担当責任者のプレンゲル氏が暫定CFOに就任する。
(8-10月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.59ドル(予想:0.38ドル)
・売上高:3.65億ドル 18%増(予想:3.54億ドル)
・粗利益率(調整後):76.9%
・FCF(調整後):3770万ドル
(11-1月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.46~0.48ドル(予想:0.40ドル)
・売上高:3.67~3.69億ドル(予想:3.66億ドル)
(25年度通期見通し)
・1株利益(調整後):1.68~1.72ドル(従来:1.52~1.56ドル)(予想:1.53ドル)
・売上高:14.5~14.6億ドル(従来:14.4億ドル)(予想:14.4億ドル)
【企業概要】
企業向けに、AIを活用し、サーチ・オブザーバビリティ・セキュリティという検索機能を備えたソリューションを提供する。組織や従業員などが、ミッションクリティカルなアプリケーションをスムーズに実行し、サイバー脅威から保護しながら、必要なものをより迅速に見つけられるよう支援する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース