ネットアップが決算 通期の見通し上方修正 一時最高値更新も戻り売り強まる=米国株個別
(NY時間10:24)(日本時間00:24)
ネットアップ<NTAP> 125.29(-1.40 -1.10%)
データストレージのネットアップ<NTAP>が前日引け後に8-10月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益および売上高の見通しを上方修正している。生成AIからの追い風により、下半期の収益機会を反映させたとしている。
クリアンCEOは声明で「第2四半期の好業績はオールフラッシュ・ストレージの記録更新と、自社およびマーケットプレイスのクラウド・ストレージサービスの好調によるものだ」と述べた。
アナリストは「今回の決算は完璧であり、このセクターにおけるトップピックとして引き続きこの株式を推奨する」と述べた。目標株価は160ドルとし、前日終値から26%の上昇余地。
この決算を受けて同社株は買い先行で始まり、最高値を更新したものの、直ぐに戻り待ちの売りに押されている。
(8-10月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.87ドル(予想:1.78ドル)
・売上高:16.6億ドル 6.1%増(予想:16.4億ドル)
製品:7.68億ドル(予想:7.70億ドル)
サポート:6.35億ドル(予想:6.33億ドル)
ハイブリッドクラウド:1.49億ドル(予想:1.49億ドル)
パブリッククラウド:1.68億ドル(予想:1.64億ドル)
・粗利益率(調整後):72%(予想:71.6%)
(11-1月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.85~1.95ドル(従来:1.85ドル)
・売上高:16.1~17.6億ドル(従来:16.8億ドル)
(25年度通期見通し)
・1株利益(調整後):7.20~7.40ドル(従来:7.00~7.20ドル)(予想:7.11ドル)
・売上高:65.4~67.4億ドル(従来:64.8~66.8億ドル)
・粗利益率(調整後):71~72%
・営業利益率(調整後):28.0~28.5%(従来:27~28%)
【企業概要】
データ・ストレージを提供し、専用ハードウェアやソフトウェア、サービスで構成されるストレージ・ソリューションにより、オープン・ネットワーク環境におけるストレージ管理を世界中の企業、政府機関、大学向けに提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース