概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は5日ぶりに反発、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり

市況
2024年11月25日 9時31分

【ブラジル】ボベスパ指数 129125.51 +1.74%

22日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比2203.40ポイント高(+1.74%)の129125.51で引けた。日中の取引レンジは126944.33-129125.51となった。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、欧米市場の上昇も買い安心感を与えた。ほかに、成長予想の上方修正が好感された。2024年の成長予想は前回調査の3.2%から3.5%に引き下げられた。

【ロシア】MOEX指数 2581.05 +0.48%

22日のロシア株式市場は5日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比12.45ポイント高(+0.48%)の2581.05となった。日中の取引レンジは2,577.00-2,628.50となった。

買いが先行した後は上げ幅をやや縮小させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。ウクライナとの戦闘激化が引き続き警戒され、積極的に上値を追う展開は見られなかった。

【インド】SENSEX指数 79117.11 +2.54%

22日のインドSENSEX指数は反発。前日比1961.32ポイント高(+2.54%)の79117.11、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同557.35ポイント高(+2.39%)の23907.25で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。インフラ整備の加速観測が好感された。政府は規制緩和などを通じて港湾整備を加速させる計画だ。また、7-9月期の日用品の販売が2ケタ成長になるとの予測も関連銘柄の物色手掛かり。ほかに、最近の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きも活発となった。

【中国本土】上海総合指数 3267.19 -3.06%

22日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比103.21ポイント安(-3.06%)の3267.19ポイントと4日ぶりに反落した。

人民元安の進行が懸念される流れ。22日の外国為替市場では、対米ドルのオフショア人民元相場が7月下旬以来の元安水準で推移している。中国からの資金流出が警戒された。米国の対中圧力や、ウクライナとロシアの戦闘激化も不安材料として意識されている。週末を前に利益確定売りに押される動きも強まった。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.