サンリオが上場来高値更新、好業績評価とIP関連銘柄への物色意欲再燃で上値追い鮮明
サンリオ<8136>の上値指向が鮮明だ。きょうはフシ目の5000円大台を回復するとともに今月8日につけた高値5029円を上回り、上場来高値を更新した。キャラクタービジネスが好調で、これを背景に25年3月期の業績予想を上方修正しており、営業利益段階で従来計画の371億円から410億円(前期比52%増)に大幅増額した。訪日外国人観光客の急増で店舗の売上高やテーマパークにも追い風が強く、国内外機関投資家の実需買いの動きも観測されている。更にマーケットで話題となったKADOKAWA<9468>に対するソニーグループ<6758>の買収提案が、アニメなどの知的財産権に絡む思惑を呼び、同社株を含めIP関連銘柄の株価を刺激しているとの見方も出ている。