米国株見通し:伸び悩みか、今週のインフレ指標を見極め
(13時30分現在)
S&P500先物 6,013.75(+26.75)
ナスダック100先物 20,966.00(+116.25)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は250ドル高。米金利は伸び悩み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
22日の主要3指数は堅調。ナスダックとS&Pは伸び悩んだが、ダウは上げ幅拡大で426ドル高の44296ドルと最高値を更新して取引を終えた。エヌビディアの業績は一部減速懸念で売り継続。ただ、消費関連に買いが膨らみ、相場を牽引した。この日発表されたPMIの堅調なサービス業が好感された。一方で、連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げ観測後退や地政学リスクで週末に向けた調整売りが強まり、指数の重石となった。
本日は伸び悩みか。重要イベントが予定されておらず取引は低調ながら、足元の堅調な経済指標で良好な景況感が意識される。トランプ次期政権の政策や人事が期待され、全般的に買いが入りやすい。特に消費関連が選好されやすく、今週決算発表のメーシーズやベストバイなどに動意が見込まれる。半面、27日のコアPCE価格指数でインフレ再加速を示すと予想され、追加的な金融緩和への期待後退で積極的な買いは抑制されるだろう。
《TY》