キャッサバが急落 アルツハイマー治験薬で大幅改善示さず=米国株個別
(NY時間10:13)(日本時間00:13)
キャッサバ・サイエンシズ<SAVA> 3.93(-22.55 -85.16%)
バイオ医薬品のキャッサバ・サイエンシズ<SAVA>が急落。同社のアルツハイマー病治療薬の研究データを公表し、軽度から中程度のアルツハイマー病患者の認知機能や機能低下の大幅な改善は示されなかったと発表した。
アルツハイマー病治療薬「シムフィラム」は、軽度から中程度の患者を対象とした「ReThink-ALZ」の第3フェーズの臨床試験において、プラセボと比較して認知機能や機能の低下を有意に抑制する結果を示さなかった。事前に指定された共同主要評価項目、副次評価項目、探索的バイオマーカー評価項目のいずれも満たさなかったという。
【企業概要】
神経変性疾患の検出と治療法の開発に取り組むバイオテクノロジー会社。アルツハイマー病患者の脳内の重要なタンパク質を除去せず、安定化させることに基づいた経口型治療薬候補の臨床試験を進めるほか、少量の血液サンプルからアルツハイマー病の存在を検出する診断候補薬の開発を進める。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース