25日の米株式市場の概況、NYダウ440ドル高で最高値を連日更新 財務長官指名でリスクオン
25日の米株式市場では、NYダウが前週末比440.06ドル高の4万4736.57ドルと4日続伸。過去最高値を連日で更新した。トランプ米次期大統領が22日、財務長官にヘッジファンドを運営するスコット・ベッセント氏を指名した。財政の膨張が押さえられつつ、マーケットフレンドリーな政策が遂行されるとの見方が広がった。次期財務長官の指名を受けて米金利が低下し、株式市場では幅広く買いが優勢となった。
ボーイング<BA>やユナイテッドヘルス・グループ<UNH>、ナイキ<NKE>が上伸。USバンコープ<USB>とターゲット<TGT>が買われ、サリー・ビューティ・ホールディングス<SBH>とバス&ボディ・ワークス<BBWI>が大幅高となった。半面、シェブロン<CVX>とウォルマート<WMT>が軟調推移。メーシーズ<M>が下値を探り、ピーボディ・エナジー<BTU>が急落した。
ナスダック総合株価指数は51.184ポイント高の1万9054.835と3日続伸した。アップル<AAPL>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>、アルファベット<GOOG>が買われ、メタ・プラットフォームズ<META>とアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>、ロビンフッド・マーケッツ<HOOD>が株価水準を切り上げたほか、リビアン・オートモーティブ<RIVN>が急伸した。一方、テスラ<TSLA>とエヌビディア<NVDA>が安く、キャッサバ・サイエンシズ<SAVA>が売りを浴びた。