米国株見通し:下げ渋りか、FOMC議事要旨が戻りを抑制

市況
2024年11月26日 11時41分

(11時30分現在)

S&P500先物      6,000.25(-6.25)

ナスダック100先物  20,862.00(-18.25)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は82ドル安。米金利は底堅く推移し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。

25日の主要3指数は堅調。ナスダックとS&Pは伸び悩んだが、ダウは上げ幅拡大で426ドル高の44296ドルと最高値を更新して取引を終えた。手がかりが乏しいなか、トランプ次期政権の政策や人事への期待感が高まった。足元の堅調な経済指標を受け、良好な景況感により買いが入りやすい展開に。特に消費関連が選好され、今週決算発表のメーシーズなどが注目された。ただ、追加緩和への期待は後退し失速する場面もあった。

本日は下げ渋りか。トランプ次期政権によるカナダ・メキシコ、中国への関税強化による世界経済収縮への影響が懸念され、売り先行となりそうだ。足元の強い経済指標や次期政権への期待感から、買いが入りやすい地合いに変わりはない。小売業の業績改善が鮮明になれば、消費関連が選好され相場を牽引しそうだ。とはいえ、連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で目先の追加利下げにそれほど前向きでなければ、戻りは限定的とみる。

《TY》

提供:フィスコ

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