東証グロース市場250指数先物概況:トランプ氏の関税表明で小幅反落

市況
2024年11月26日 16時30分

11月26日の東証グロース市場250指数先物は前営業日3pt安の634pt。なお、高値は641pt、安値は630pt、日中取引高は5961枚。前日25日の米国市場のダウ平均は4日続伸。トランプ次期大統領が財務長官を指名し、不透明感払拭や極端な政策への懸念後退で、寄り付き後、上昇。また、イスラエル政府がヒズボラと停戦合意に向けた閣議開催との報道で中東情勢の悪化懸念が緩和し、株式相場は続伸した。長期金利の低下も支援し、終日相場は堅調に推移。ダウは連日で過去最高値を更新した。本日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比1pt高の638ptからスタートした。米国株高を受け、朝方は堅調に始まったものの、すぐに下落。米国のトランプ次期大統領が中国からのほぼ全ての輸入品に対して追加で10%の関税をかけ、カナダやメキシコには25%の関税を課すと表明したことで、世界的な貿易量停滞や消費低迷が懸念され、日本市場にも売りが波及した。一方で、グロース市場固有の悪材料がないことや、下値の底堅さにより、売り込む動きもなく、小幅反落となる634ptで取引を終了した。東証グロ-ス市場の主力株では、ライフネット生命<7157>やアストロスケールHD<186A>などが下落した。

《SK》

提供:フィスコ

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