ズーム・ビデオが下落 好決算も第4四半期の見通しに物足りなさ=米国株個別

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2024年11月26日 23時37分

(NY時間09:34)(日本時間23:34)

ズーム・ビデオ<ZM> 83.91(-5.12 -5.75%)

ズーム・ビデオ<ZM>が下落。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。法人顧客数も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、通期の見通しを上方修正した。ただ、株価は冴えない反応。11-1月期の見通しが予想範囲内となり、物足りない内容に映ったようだ。

新サービスへの楽観的な見方から前回決算以降、株価は約48%上昇していた。同社は電話サービス、コンタクトセンターサービス、AIアシスタントなど一連のツール機能を拡大した。AIアシスタントの月間アクティブユーザー(MAU)数は前四半期比で59%増加。コンタクトセンターサービスの顧客数も1250超となった。

なお、同社は社名からビデオを外し「ズーム・コミュニケーション」に変更すると発表。また、自社株買いを12億ドル増額し、総残高は約20億ドルとすることも発表した。

(8-10月・第3四半期)

・1株利益(調整後):1.38ドル(予想:1.31ドル)

・売上高:11.8億ドル 3.6%増(予想:11.6億ドル)

法人:6.99億ドル(予想:6.85億ドル)

オンライン:4.79億ドル(予想:4.77億ドル)

・FCF:4.58億ドル(予想:3.56億ドル)

・法人顧客数:19万2400件(予想:18万8954件)

・過去12カ月の売上が10万ドル超の顧客数:3995件(予想:4070件)

(11-1月・第4四半期見通し)

・1株利益(調整後):1.29~1.30ドル(予想:1.28ドル)

・売上高:11.8億ドル(予想:11.7億ドル)

・営業利益:4.43~4.48億ドル(予想:4.44億ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):5.41~5.43ドル(従来:5.29~5.32ドル)(予想:5.34ドル)

・売上高:46.6億ドル(従来:46.3~46.4億ドル)(予想:46.4億ドル)

・営業利益:18.1~18.2億ドル(従来:17.9~18.0億ドル)(予想:18.0億ドル)

・FCF:15.8~16.2億ドル(予想:16.0億ドル)

*備考

・社名をズーム・コミュニケーションに変更。

・自社株買いを12億ドル増額。総残高は約20億ドル。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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