コールズが決算受け大幅安 見通し下方修正 アパレル・靴事業が依然低迷=米国株個別

材料
2024年11月26日 23時39分

(NY時間09:35)(日本時間23:35)

コールズ<KSS> 14.70(-3.64 -19.85%)

百貨店のコールズ<KSS>が大幅安。取引開始前に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、既存店売上高が予想以上の減収となったほか、1株利益、売上高も予想を下回った。通期のガイダンスも公表し、既存店売上高の減収見通しを下方修正したほか、1株利益、売上高の見通しも下方修正している。

同社は声明で「アパレルおよび靴事業における売上は依然として低迷している」と述べた。「セフォラ、ホームデコレーション、ギフト、衝動買いなどの成長分野は好調な業績を達成したほか、200の店舗でベビーザらスをオープンした効果もあったが、コア事業の落ち込みを相殺するには至らなかった」とも述べた。第3四半期の業績不振と、競争の激しいホリデーシーズンを予想しており、通期の見通しをより保守的に見直したとしている。

(8-10月・第3四半期)

・既存店売上高:9.3%減(予想:5.2%減)

・1株利益:0.20ドル(予想:0.30ドル)

・売上高:35.1億ドル 8.7%減(予想:36.7億ドル)

・粗利益率:39.1%(予想:39.3%)

・商品在庫:41.0億ドル(予想:37.9億ドル)

・営業利益:0.98億ドル(予想:1.24億ドル)

・営業キャッシュフロー:1.95億ドル(予想:-0.73億ドル)

(通期見通し)

・既存店売上高:6~7%減(従来:3~5%減)(予想:4.4%減)

・1株利益:1.20~1.50ドル(従来:1.75~2.25ドル)(予想:1.86ドル)

・売上高:7~8%減(従来:4~6%減)

・営業利益率:3.0~3.2%(従来:3.4~3.8%)(予想:3.6%)

【企業概要】

婦人・紳士・子供用衣料品、靴、アクセサリー、化粧品、寝具、玩具など一般家庭向け商品を扱う百貨店チェーンを運営する会社。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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