コールズが決算受け大幅安 見通し下方修正 アパレル・靴事業が依然低迷=米国株個別
(NY時間09:35)(日本時間23:35)
コールズ<KSS> 14.70(-3.64 -19.85%)
百貨店のコールズ<KSS>が大幅安。取引開始前に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、既存店売上高が予想以上の減収となったほか、1株利益、売上高も予想を下回った。通期のガイダンスも公表し、既存店売上高の減収見通しを下方修正したほか、1株利益、売上高の見通しも下方修正している。
同社は声明で「アパレルおよび靴事業における売上は依然として低迷している」と述べた。「セフォラ、ホームデコレーション、ギフト、衝動買いなどの成長分野は好調な業績を達成したほか、200の店舗でベビーザらスをオープンした効果もあったが、コア事業の落ち込みを相殺するには至らなかった」とも述べた。第3四半期の業績不振と、競争の激しいホリデーシーズンを予想しており、通期の見通しをより保守的に見直したとしている。
(8-10月・第3四半期)
・既存店売上高:9.3%減(予想:5.2%減)
・1株利益:0.20ドル(予想:0.30ドル)
・売上高:35.1億ドル 8.7%減(予想:36.7億ドル)
・粗利益率:39.1%(予想:39.3%)
・商品在庫:41.0億ドル(予想:37.9億ドル)
・営業利益:0.98億ドル(予想:1.24億ドル)
・営業キャッシュフロー:1.95億ドル(予想:-0.73億ドル)
(通期見通し)
・既存店売上高:6~7%減(従来:3~5%減)(予想:4.4%減)
・1株利益:1.20~1.50ドル(従来:1.75~2.25ドル)(予想:1.86ドル)
・売上高:7~8%減(従来:4~6%減)
・営業利益率:3.0~3.2%(従来:3.4~3.8%)(予想:3.6%)
【企業概要】
婦人・紳士・子供用衣料品、靴、アクセサリー、化粧品、寝具、玩具など一般家庭向け商品を扱う百貨店チェーンを運営する会社。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース