ゴールドマンとモルガン・スタンレー、リスク・リワードが魅力的でなくなったとの指摘=米国株個別
(NY時間11:00)(日本時間01:00)
ゴールドマン<GS> 598.50(-4.53 -0.75%)
モルガン・スタンレー<MS> 130.19(-3.48 -2.60%)
アナリストはゴールドマン<GS>とモルガン・スタンレー<MS>について、最近の株価上昇でリスク・リワードが魅力的でなくなったとの見方を示した。投資判断を「中立」に引き下げている。
同アナリストは、投資銀行業務の手数料は増収が期待される一方、両銀に関する見通しは約30%増をすでに織り込んでいると指摘。市場の期待は以前よりも遥かに高く、失望を招く恐れがあると言及した。投資銀行業務の「スーパーサイクル」が株価を大幅に押し上げるとの見方に投資家は警戒すべきだとも指摘している。
米大統領選挙でのトランプ氏勝利以降、モルガン・スタンレーは13%、ゴールドマンは14%上昇している。
一方、投資判断は引き下げたものの、ファンダメンタルズの見通しについては以前よりも一段と楽観的だとし、投資銀行業務やウェルスマネジメント業務の手数料の増収や自社株買いを織り込み、1株利益の見通しについては上方修正した。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース