外為サマリー:一時152円70銭台に軟化、リスク回避のドル売り・円買い優勢
27日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=152円89銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円15銭程度のドル安・円高となっている。
26日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=153円08銭前後と前日に比べて1円15銭程度のドル安・円高で取引を終えた。トランプ次期米大統領が追加関税を表明したことを受け、世界景気の悪化懸念から一時152円99銭まで軟化した。
この流れを引き継ぐかたちで、この日の東京市場のドル円相場も軟調な展開。米連邦準備理事会(FRB)が26日に公表した6~7日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、当局者が今後の利下げに対する慎重なアプローチを幅広く支持したことが分かり、利下げ路線が維持されているとの見方から日米金利差の縮小が意識されている面もあるようだ。日経平均株価が続落して始まるとリスク回避的なドル売り・円買いが入り、午前9時30分ごろには152円76銭をつける場面があった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0489ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル弱のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=160円39銭前後と同90銭強のユーロ安・円高で推移している。