カシオ、不正アクセスの影響で今期下方修正
カシオ計算機<6952>はこの日の取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を2750億円から2620億円(前期比2.5%減)へ、営業利益を160億円から140億円(同1.5%減)へ下方修正すると発表した。
10月に同社のサーバーが不正アクセスを受けたことに伴い、販売や生産など事業活動で影響が出たため。業績への影響額として売上高について約130億円、営業利益について約40億円の減少を見込むとした。
なお、同時に発表した4~9月期決算は売上高が1369億4700万円(前年同期比2.5%増)、営業利益が103億4100万円(同26.5%増)と良好だった。主力の時計部門で中国の減少を欧米などその他の地域が支える形となり、全体の業績を牽引した。