このあと10月のPCEデフレータ 前回よりも若干高めの数字が見込まれる

経済
2024年11月27日 23時00分

*PCEデフレータ(10月)22:30

予想 0.2% 前回 0.2%(前月比)

予想 2.3% 前回 2.1%(前年比)

予想 0.3% 前回 0.3%(コア・前月比)

予想 2.8% 前回 2.7%(コア・前年比)

このあと日本時間0時に10月のPCEデフレータが発表される。感謝祭の絡みで今回は通常よりも遅い時間の発表となる。このインフレ指標はFRBが好んで参照しているインフレ指標で注目度は高い。特にFRBはエネルギー・食品を除いたコア指数に注目しているが、今回は前月比0.3%、前年比2.8%と前回よりも若干高めの数字が見込まれている。

ボウマンFRB理事は先日の講演で、10月のPCEコア指数は2.8%程度を見込んでいると述べていた。エコノミストもすでに発表になっている消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)のデータから、ボウマン理事と同様の推計をしているようだ。

コア指数は年央から緩やかな上昇傾向にあり、6月に2.6%前後で底を打ち、その後3カ月間は2.7%前後での推移が続いている。年末にかけてさらに上昇し、2.9%程度まで達するのではとの予想も出ているようだ。

このところ力強い米経済指標の発表が相次いでいることで、FRBは利下げに慎重姿勢になっている。予想通りの数字であれば、その姿勢を正当化することになりそうだ。

市場は12月の利下げ五分五分と見ており、FRBも数字次第でオープンの姿勢を強調。今回の数字が予想を下回るようであれば、利下げ期待が高まり、上回るようであれば利下げなしの可能性を高める素直な反応を示す可能性も留意される。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.