ユニチカが急反発、繊維撤退・取引行の債権放棄報道でコメント開示

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2024年11月28日 9時46分

ユニチカ<3103>が急反発している。日本経済新聞電子版は28日未明、「経営不振のユニチカは繊維事業から撤退する」と報じた。記事によると、今期は2期連続の最終赤字を見込む同社は、再建に向けて主な取引銀行に金融支援を求め、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>傘下の三菱UFJ銀行、みずほフィナンシャルグループ<8411>傘下のみずほ銀行、三井住友トラストグループ<8309>傘下の三井住友信託銀行などは合計で300億~400億円規模の債権放棄に合意する見通しという。官民ファンドが議決権付き優先株を約200億円で取得する計画で、ユニチカの議決権の過半を握ることとなるとも伝えている。報道を受け同社は28日、「構造改革の施策として繊維事業のうち、不採算事業からの撤退などを検討していることは事実」としたうえで、本日開催の取締役会に付議する予定であるとした。ユニチカの株価は200円台で低迷を続けていたが、経営再建が進むと見た投資家の買いを誘う形となったようだ。

出所:MINKABU PRESS

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