外為サマリー:ドル買い戻しで151円60銭台を回復
28日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=151円69銭前後と前日の午後5時時点に比べて25銭程度のドル安・円高となっている。
27日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=151円09銭前後と前日に比べて2円00銭弱のドル安・円高で取引を終えた。トランプ次期米大統領による関税政策への警戒感に加え、米7年債入札が好調な結果だったことなどを背景に米長期金利が低下したことが影響し、一時150円46銭と約1カ月ぶりのドル安・円高水準をつけた。
海外市場で急速にドル安・円高が進んだ反動から、この日の東京市場のドル円相場は下げ渋る展開。買い戻しが進むなか、午前9時30分すぎには151円60銭台を回復した。一方、欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事が27日に米ブルームバーグ通信のインタビューで、過度な利下げに慎重な姿勢を示したことからユーロが買われやすくなっている。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0552ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0055ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=160円05銭前後と同50銭強のユーロ高・円安で推移している。