東証グロース市場250指数先物見通し:概ね堅調か
本日の東証グロース市場250指数先物は、概ね堅調な展開を見込む。先週末29日の米国市場のダウ平均は188.59ドル高の44,910.65ドル、ナスダックは157.69pt高の19,218.17ptで取引を終了。大統領選挙後、中小企業の信頼感指数が上昇、また、関税策を巡りトランプ次期大統領とカナダ、メキシコ首脳が建設的な対話をしたことが明らかになり懸念が緩和し投資家心理の改善で買われ寄り付き後、上昇。感謝祭の翌日ブラックフライデーで小売店の割引セールなどに売上が過去最高規模に達するとの楽観的見方や年末商戦に向けた期待も手伝い小売セクター中心に買われ、相場全体を押し上げた。長期金利の低下を好感し、ハイテクも強く相場は終日堅調に推移、ダウは過去最高値を更新した。本日の東証グロース市場250指数先物は、概ね堅調な展開を見込む。米株高が好感されそうなことに加え、日経平均株価と比べて底堅さを示しているため、堅調な値動きが期待できそうだ。為替の円高を受け、輸出企業の多いプライム市場と比べてグロース市場に物色が向かう可能性もあり、75日移動平均線を下値サポートに買い優位になると思われる。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比5pt高の638ptで終えている。上値のメドは650pt、下値のメドは630ptとする。
《SK》