29日の米株式市場の概況、NYダウ188ドル高で最高値更新 ハイテク株買われる
29日の米株式市場では、NYダウが前営業日の27日比で188.59ドル高の4万4910.65ドルと反発し、過去最高値を更新した。米長期金利が低下し、全体相場を支援した。米国による半導体関連での対中圧力は市場が警戒するレベルには至らないという期待感も膨らみ、ハイテク株への買いを誘った。感謝祭翌日の短縮取引で商いは低調だった。
ボーイング<BA>やインテル<INTC>が上伸し、ハネウェル・インターナショナル<HON>とアムジェン<AMGN>がしっかり。HP<HPQ>とシャーウィン・ウィリアムズ<SHW>が堅調だった。半面、メルク<MRK>が売られ、コカ・コーラ<KO>が冴えない展開となった。
ナスダック総合株価指数は157.690ポイント高の1万9218.166と反発した。エヌビディア<NVDA>、テスラ<TSLA>が買われ、アップル<AAPL>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>が頑強。ボイジャー・セラピューティクス<VYGR>が大幅高となった。一方、エアビーアンドビー<ABNB>やズーム・ビデオ・コミュニケーションズ<ZM>が安く、アプライド・セラピューテクス<APLT>が急落した。