ウェルスナビがカイ気配切り上げ、三菱UFJによるTOB価格にサヤ寄せ
ウェルスナビ<7342>がカイ気配スタート。前週末11月29日の取引終了後、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>傘下の三菱UFJ銀行がウェルスナビに対し、完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。TOB価格は1株1950円で、ウェルスナビの株価はこれにサヤ寄せする格好となっている。
買付予定数の下限は3098万8100株(所有割合51.46%)で、上限は設定しない。TOB成立後は所定の手続きを経て、ウェルスナビは上場廃止となる見通し。買付期間は12月2日から2025年1月20日まで。三菱UFJ銀はウェルスナビを完全子会社とすることで、マネー・アドバイザリー・プラットフォーム(MAP)領域での取り組みを加速させる方針。ウェルスナビはTOBに対し、賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨した。東京証券取引所は11月29日、ウェルスナビを監理銘柄(確認中)に指定した。