米国株見通し:伸び悩みか、最高値圏で調整売りも

市況
2024年12月2日 13時43分

(13時30分現在)

S&P500先物      6,040.00(-11.50)

ナスダック100先物  20,952.50(-41.00)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は80ドル安。米金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。

11月29日の主要3指数は反発。序盤から上げ幅を拡大し、ダウは27日終値より188ドル高い44910ドルで過去最高値を更新した。感謝祭に伴う休場を挟み取引が再開され、連邦準備制度理事会(FRB)は緩和的政策を維持するとの期待感から買いが入りやすい地合いとなった。特に、長期金利の低下を手がかりにハイテクが選好され、相場を牽引。また、ブラックフライデーで力強い消費が見込まれ、終盤まで堅調地合いを維持した。

本日は伸び悩みか。感謝祭での旺盛な消費を背景に、全般的に買いが入りやすい展開となりそうだ。今月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げが期待され、買いを後押し。ただ、今晩発表のISM製造業景況感指数は前回から改善が見込まれるものの、景気の好不況の節目となる50を下回れば関連セクターを中心に過度な買いは抑制される。また、トランプ次期政権は関税強化を打ち出しており、指数の最高値圏で調整売りが出やすい。

《TY》

提供:フィスコ

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