<動意株・2日>(大引け)=インバPF、PバンCOM、テラドローンなど

材料
2024年12月2日 15時33分

インバウンドプラットフォーム<5587>=後場急速人気で一時ストップ高。Wi-Fi端末のレンタル事業を展開し、多言語対応を強みに訪日外客数の急増に伴うインバウンド需要を取り込むことに成功している。また、Wi-Fi端末以外に、在留外国人向けに生活の利便性向上を支援するサービス情報の提供や取り次ぎを行うライフメディアテック事業に傾注。このほか、eSIM(スマートフォンに内蔵された本体一体型のSIM)事業の寄与などもあり成長トレンドを確保している。株価は11月中旬を境に急速人気化し、11月21日に907円の戻り高値形成後にひと押し入れたが、きょうは改めて買い直され7月中旬以来の4ケタ大台回復を視界に入れてきた。

ピーバンドットコム<3559>=物色の矛先向かいストップ高。この日の午前中、国内最大級の半導体・電子部品通販サイト「CoreStaff ONLINE」を運営するコアスタッフ(東京都豊島区)と業務提携契約を締結したと発表しており、これを材料視した買いが流入している。今回の提携は、基板出荷業務及び電子部品検品に関する業務効率化を実現するのが狙い。協業により、BCP(事業継続計画)対策の強化や電子部品調達から在庫管理、余剰部品の有効活用までの一貫した効率化を進め、「P板.com」の利用者により高い利便性を提供するとしており、API連携による電子部品調達サービスのリリース、部品在庫管理サービスの提供、余剰部品の売買などを予定している。

Terra Drone<278A>=上場2日目、一時ストップ高。ドローン関連事業を展開する同社は11月29日の東証グロース市場上場初日は公開価格2350円を8.0%下回る2162円で初値を形成したが、その後は買い向かう投資家が現れ、同日終値は2363円と公開価格を上回った。同社にはサウジアラビアの国有石油会社であるサウジアラムコのベンチャーキャピタルが出資しており、大株主に名を連ねている。ドローンサービス企業としては世界トップ3に入るというテラドローンに対しては、グローバル展開の加速などによる事業成長を期待した資金が断続的に流入し、株価を押し上げたようだ。

魁力屋<5891>=大幅高で戻り高値奪回。6%を超える上昇で1900円台半ばまで水準を切り上げ、11月15日に上ヒゲでつけた戻り高値1939円をクリアした。関東・東海・関西の3大都市圏を中心にラーメン店を展開、積極的な出店戦略が功を奏し、業績拡大基調が鮮明だ。23年12月期に営業利益は8割近い伸びで変貌をみせたが、24年12月期も2ケタ近い伸びで増益基調が維持される見込み。10月に単月で過去最高を記録するなど訪日外国人客数の急増が続いており、そのなか外食部門では訪日客のラーメン人気の高さが際立っており、同社もその恩恵を享受している。

ラウンドワン<4680>=上値指向強め年初来高値更新目前。ボウリングやカラオケなど屋内での複合エンターテインメント施設を展開し、訪日外国人観光客が急増するなか、コト消費拡大の恩恵を取り込み業績に反映させている。25年3月期は伸び率こそ鈍化するものの増収増益が続く見通しで、売上高・利益ともに過去最高更新基調を継続する。そうしたなか、株主還元にも積極的に取り組んでおり、前週末11月29日取引終了後に発行済み株式数7.4%相当の2000万株、金額ベースで100億円を上限とする自社株買いを実施することを発表(買い付け期間は来年4月末まで)した。これによる1株当たり株式価値の向上と株式需給改善を評価する買いを誘導している。

夢展望<3185>=物色人気で一時ストップ高。前週末11月29日取引終了後、人気マンガ「【推しの子】」とのコラボレーションによる特別限定アパレルアイテムを発売すると発表した。6パターンのワンピースを展開するという。これを材料視した買いが入っている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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