【クラファン・優待】生成AIクリエイターによるアートコンテストPF運営 海馬、12月4日募集開始

経済
2024年12月2日 16時09分

生成AIコミュニティと、AIアートのコンテストプラットフォームを運営する株式会社海馬(東京都港区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは12月4日19時30分開始を予定しています。

・ 普通株式型
・ 目標募集額:1100万円、上限募集額:4000万円
・ エンジェル出資実績あり
・ エンジェル税制あり(優遇措置B)
・ 株主優待あり:Webサイトに「オーナー」として名前を掲載、など
・ みなし時価総額:1億5000万円
・ 類似上場企業:ライスカレー <195A> [東証G]、ネットイヤーグループ <3622> [東証G]、ソーシャルワイヤー <3929> [東証G]、THECOO <4255> [東証G]、AnyMind Group <5027> [東証G]
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算

国内最大級の生成AIコミュニティ「#SOZOコラボ」

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

海馬の北村勝利代表は、ベンチャー経営者として4度のエグジットを経験したシリアルアントレプレナー(連続起業家)です。

携帯電話でインターネットが使えるようになったタイミング、iPhoneが登場したタイミングなどデジタル分野のプラットフォームが変わるタイミングで新規事業を展開。今回は「スマホAI(人工知能)」というプラットフォームの大転換を商機と捉え、各種スマートフォンに生成AI機能が搭載されると予見し、数年前から人材獲得やコミュニティ運営などを進めています。

「このような数十年に1度の『プラットフォームシフト』の波に乗り、大手企業では実現することが難しいスピード感で事業展開を進めてまいります」(同社)

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(出典:FUNDINNO)

同社は、生成AIのインフルエンサーとして知名度のある三浦圭人氏がCMO(最高マーケティング責任者)を務めています。同氏は、生成AIの活用方法や新しいツール等を紹介する登録者数10万人超のYouTuber「KEITO」として活動しており、AIに関する最新情報をキャッチアップする上で欠かせないそうです。

「こうした三浦の『拡散力』も合わせて、画像や動画生成AIの領域で先行者優位を築いていきたいと考えています」(同社)

同社は、国内最大級の生成AIコミュニティ「#SOZOコラボ」(Facebook登録者数約2.6万人、Discord参加者約6400人)を運営しています。

「#SOZOコラボ」に参加する一般の生成AIクリエイターの力を活用して、AIアートのコンテストプラットフォーム「#SOZO美術館」も展開。これは特定のテーマの下、AIアートをさまざまな人から募集してコンテストを開催し、そこにクライアントを募ることで収益を得るというものです。

「#SOZO美術館」は2023年6月に事業としてスタートし、コンテストを20回開催。企業案件10社、地方行政案件4件の獲得実績があり、累計参加者は2400人超、累計投稿作品は2.5万点超に。また、生成AIのコンサルタントとしてセミナー等も行っており、前期より営業損益は黒字に転換しています。

同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。

【成長のための課題】

・2025年から始まる「スマホAI」のトレンドに先駆けて、より多くのユーザーが利用可能なシステムを作る

・大手が類似のプラットフォームに力を入れる前に、自社のプラットフォームをデファクトスタンダードと呼べるレベルまで拡大させる

・評価の仕組み等、人力に依存している運営体制の自動化

【解決方法】

・アプリの開発

・潜在的なクライアントを発掘するための営業体制の整備、人材の採用

ボランティアで感じた「労働市場の課題」

北村代表は昨年、ボランティアで、B型就労支援施設でデジタルスキルを教える講師を担当。「デジタルスキルがないと単純労働しか選択肢がなく、収入も増やせない」という労働市場の課題を痛感したそうです。生成AIの登場によって、この格差はさらに広がると考えています。

現在、スマホで使うことを前提にした生成AIが急速に拡大。スマホはデジタルスキルの有無に関係なく大半の人が持っているデバイスであり、今後、スマホに生成AIが浸透していく中で「『スマホだけでここまでできる』『実際に収入の向上やセルフプロデュースにも使える』と実感してもらえれば、特に若者にとって機会格差を解消する手段になると期待しています」(同社)。

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(出典:FUNDINNO)

スマホの登場や通信システムの進化により、メディアやコンテンツのトレンドは大きく変遷しており、今後、主流なコンテンツは「生成AIで創る」ものへ変化していくと同社は見込んでいます。

生成AIによる画像についてはアダルト画像のイメージが強い側面もありますが、「弊社は、アート領域に生成AIの活用分野を求めることで、正しく健康的な利用を促進し、リテラシーの向上につなげていきたいと考えています」(同社)。

市場の魅力・事業内容・ビジネスモデル・特徴

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(出典:FUNDINNO)

同社によると、生成AI市場全体は10年以内に180兆円へと拡大が見込まれる成長分野であり、日本の画像生成AI市場は2028年までに約280億円規模に成長するという調査も。

同社は、生成AIが標準装備されている「iPhone16」シリーズについて、今後3年間で日本では1500万~2000万台程度が普及すると予測。生成AIツール「Gemini」が標準搭載された「Google Pixel 9」の登場も相まって、2025年以降、「スマホAI」ムーブメントが加速すると見込んでいます。

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

「1億総クリエイター」時代が到来しつつあり、今後、フォロワー数が数万人規模の「マイクロインフルエンサー」や数千人規模の「ナノインフルエンサー」の影響力が高まると考えられ、「『#SOZO美術館』でも、このようなインフルエンサーを束ねるような形で成長を目指していきます」(同社)。

ソーシャルメディアマーケティング市場の観点でも、ケチャップ製造メーカーが消費者に、AIを活用したケチャップの画像をSNSに投稿するよう呼びかける広告を展開し、反響を呼んだ事例もあるそうです。

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(出典:FUNDINNO)

「#SOZO美術館」は各テーマに沿った生成AIアート作品のコンテストプラットフォームで、これまでにコンテストを20回開催し、累計2400人超が参加。累計投稿作品は2.5万点を超えています。

リリース当初から、多くの企業や自治体がクライアントになっており、製品や地域の認知度を高めるプロモーションに成功。テーマを設定し、「#SOZOコラボ」の参加者を中心に作品を募り、グランプリ獲得者には、クライアントが作品を使用する名誉や賞金などが与えられます。

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(出典:FUNDINNO)

これまでに、バラを専門に扱うROSE GALLERY GINZAや映像配給会社、世界的天丼チェーンなどの企業、福岡県八女市、北海道美瑛町などの自治体が参加しています。

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(出典:FUNDINNO)

クライアントのマーケティング課題に合ったテーマでコンテストを開催し、SNS上でバイラルマーケティング(※)によるPRを実施するパッケージを50万円(賞金3万円含む・税別)で提供。参加者数や投稿作品数にコミットし、マネタイズはクライアントからのみで、ユーザーはSNS上でハッシュタグを付け、生成AI作品を投稿するだけです。

※クチコミを利用して、不特定多数に広まるよう仕掛けていくマーケティング手法(同社注)

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(出典:FUNDINNO)

同社では、黎明期であるAIアートに関して、文化庁の見解に準じながら、著作権対応を含むコンプライアンス対策を徹底しているそうです。

生成AIアートを、編集なしの「プロンプト一発出しによる作品」と定義しており、自分がイメージするアート作品を伝える「プロンプト」で生成されたものを使用し、それ以上の編集はしないルールとしています。

入賞作品候補に関しては、悪意のあるプロンプトなどが入っていないかプロンプトチェックを必ず実施し、コンプライアンスを担保。審査員には弁護士を必ず招き、弁護士監修の「リテラシー検定」も開発・公開しており、画像生成AIクリエイターの登竜門と位置付けています。

「さらに『#SOZOコラボ』では、代表自らが講師を務めるセミナーも毎週開催しています」(同社)

今後の成長に向けて

(1)将来はM&A EXITを計画

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(出典:FUNDINNO)

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(出典:FUNDINNO)

(2)短期計画

現状は「ビジネスモデル検証」とプロジェクトを後押しする「コミュニティ」が整った段階だといい、今後は「スマホAI」ユーザーを取り込み、迅速な事業成長を目指してアプリ開発を進めていく計画です。

現在、投稿機能、審査システム、ポイントシステムを基本的な機能として搭載したアプリ「ポケフル(仮)」を開発中で、2025年1月から本格的な開発に着手し、同4月から段階的にリリースしていくといいます。

案件獲得については、自治体向けの地方創生案件を増やしていく方針です。また、参加者獲得施策として若年層に向けたコンテストやイベントを強化。「クライアントが取り組みやすいパッケージの開発を進めるなど法人営業体制を強化していきます」(同社)。

(3)中長期計画

アートには「言語のハードル」が存在しないという特徴を生かして海外展開も視野に入れており、既にベトナム企業向けに営業を開始しています。

2030年4月期にM&AによるEXITを計画。売却先イメージとしては、生成AI関連というよりは教育、人材系(生成AI人材の求人)やフリーランス関連など、異業種で「スマートフォン+生成AI」と親和性の高い会社を潜在的な候補と考えています。

(4)2030年にアプリ内会員登録者数累計約5.8万人を計画

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(出典:FUNDINNO)

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・ライスカレー <195A> [東証G]

・ネットイヤーグループ <3622> [東証G]

・ソーシャルワイヤー <3929> [東証G]

・THECOO <4255> [東証G]

・AnyMind Group <5027> [東証G]

株主優待

【基準日】

毎年2月末日

【優待内容】

・株主全員

①同社Webサイトに「オーナー」として名前を掲載

②来年から始めるパートナー企業向けの販売ネットワークへの参加権

株主からクライアントを紹介してもらい、「#SOZO美術館」を利用してもらった場合、クライアントから受け取るパッケージ料金から、紹介料をバックする。

※2025年2月~2026年1月末のみ30%、以降20%。

③投資家限定AIセミナーへの招待

株主向けのAIセミナー(ZOOM)を開催。開催内容・日程は随時IRにて知らせる。

・80株以上保有

※①、②のいずれかを選ぶ。

①オンライン「レンタル 北村勝利」

北村代表取締役が経営に関する相談や生成AIの展望など、株主と個別にコミュニケーションを行う場を提供する(約30分・1年間1回限り・ZOOM)

②オンライン「レンタル KEITO」

CMOのKEITO氏が、インフルエンサービジネスやSNSに関して株主と個別にコミュニケーションを行う場を提供する(約30分・1年間1回限り・ZOOM)

【申し込み方法】

IRにて、それぞれの申し込み手順を連絡する。

【注意事項】

・名前は希望者のみ掲載。掲載順はアイウエオ順で本名/ニックネームは問わない。掲載継続が不可能となった場合は、この限りではない。

・クライアントは企業や自治体だけでなく、個人でも問題ない。また、同社との調整によって受けられない、または希望日時に開催できない場合がある。

・優待内容は変更や廃止になる場合がある。

発行者・募集情報

■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等

株式会社海馬

東京都港区麻布十番2-1-10-401

資本金:3,000,000円(2024年11月14日現在)

発行済株式総数:30,000株(同)

発行可能株式総数:500,000株

設立日:2021年3月26日

決算日:4月30日

■募集株式の発行者の代表者

代表取締役 北村勝利

■募集株式の種類及び数(上限)

普通株式 8,000株

■募集株式の払込金額

1株あたり 5,000円

■資金使途

・目標募集額達成時の資金使途内訳

調達額1,100万円を以下の目的に充てる予定。

システム開発費 858万円

手数料 242万円

・上限募集額達成時の資金使途内訳

上記に追加し、調達額2,900万円(目標募集額1,100万円と上限募集額4,000万円との差額)を以下の目的に充てる予定。

システム開発費 700万円

広告宣伝費 1,000万円

人件費 562万円

手数料 638万円

■投資金額のコース及び株数

100,000円コース(20株)

200,000円コース(40株)

300,000円コース(60株)

400,000円コース(80株)

500,000円コース(100株)

1,000,000円コース(200株)

2,000,000円コース(400株)

3,000,000円コース(600株)

4,000,000円コース(800株)

5,000,000円コース(1,000株)

10,000,000円コース(2,000株)

※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース(100株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース(2,000株)を上限とする。

■申込期間

2024年12月4日~12月17日

■目標募集額

11,000,000円(上限募集額 40,000,000円)

※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は32,000,000円とする。

■払込期日

2025年1月16日

■連絡先

株式会社海馬

電話番号:090-2314-4748

メールアドレス:kitamura@kaiba.company

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。

▼〈4度のEXIT実績〉IPOや大手企業への売却を経た"起業のプロ"が遂に登場。人気YouTuberとのタッグでスマホAI時代に先駆ける次世代SNSを展開「海馬」

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