東証グロース市場250指数先物概況:GPIFの実質運用利回り引き上げを好感

市況
2024年12月2日 16時30分

12月2日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比3pt高の636pt。なお、高値は639pt、安値は632pt、日中取引高は2860枚。先週末の米国市場は反発。関税策を巡りトランプ次期大統領とカナダ、メキシコ首脳が建設的な対話をしたことが明らかになり投資家心理の改善で買われ寄り付き後、上昇。感謝祭の翌日ブラックフライデーで小売店の割引セールなどに売上が過去最高規模に達するとの楽観的見方や年末商戦に向けた期待も手伝い小売セクター中心に買われ、相場全体を押し上げた。長期金利の低下を好感し、ハイテクも強く相場は終日堅調に推移、ダウは過去最高値を更新した。本日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比2 pt高の635ptからスタートした。厚生労働省が、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用計画について、実質的運用利回り目標を現状の1.7%から0.2ポイント引き上げ、1.9%とする案を示したと伝わり、株式市場全体に資金が流入。今晩米国で、10月の米建設支出、11月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数の発表を控え、積極的に買い上がる動きにはならなかったものの、3日続伸となる636ptで取引を終了した。東証グロ-ス市場の主力株では、フリー<4478>やウェルスナビ<7342>などが上昇した。

《SK》

提供:フィスコ

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