インテルが上昇 ゲルシンガーCEOの退任発表 株高は一時的との声も=米国株個別

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2024年12月3日 0時52分

(NY時間10:52)(日本時間00:52)

インテル<INTC> 24.85(+0.80 +3.33%)

インテル<INTC>が上昇。取引開始前にゲルシンガーCEOが12月1日付けでCEOを退任したことを発表した。同社が事業再建計画に取り組んでいる最中の退職となり、取締役からも退いた。

ジンツナーCFOと同社の製品CEOのホルタウス氏が後任が決まるまでの暫定共同CEOを務めることになる。同社の独立取締役会のイェリー会長が暫定執行役会長を務める。同会長は「取締役会としては何よりもまず、われわれの製品グループをすべての活動の中心に据えるべきと認識している。顧客はそれを求めており、われわれは顧客のために製品を提供する」と述べた。

同社はかつて、コンピュータープロセッサー業界のリーダーであったが、現在はゲルシンガー氏が史上最も大胆な再建計画と呼んだ事業再生計画の資金確保に動いていた。半導体業界がAIハードウェアへシフトする中、同社は投資家の支持を失っている。各企業はAI用アクセラレーターチップを搭載したコンピューターに投資しているが、この分野で同社の製品はほとんど浸透していない。

アナリストからは、株価が好転するとしても短期的に留まる可能性が高いとの声も聞かれる。経営陣の交代は予想されていたことではあるが、ゲルシンガー氏の退任により、戦略的変更の実施や資産売却の可能性が遅れることで、業績回復までの期間が長引く可能性があるという。

同社に就任する新しい社外CEOは、かつてないほど激しいイノベーションのサイクルの中で、数年単位の長期に渡って任務を遂行することになるとも述べている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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