米大手銀、Ｓ＆Ｐが今月中に最大６３００に達すると仮定した取引が人気

NY株式2日（NY時間14:54）（日本時間04:54）

S＆P500　6046.68（+14.30　+0.24%）

米大手銀のトレーディングデスクのデリバティブアナリストは、いま最も人気の高いオプション取引は、Ｓ＆Ｐ５００株価指数が今月中に６２００から６３００に達することを仮定したもので、それは年末までにさらに約３－４％上昇することを示唆していると述べた。

「マクロ環境の好転、企業業績の伸び、市場を支援し続けるＦＲＢを背景に、投資家は戦略的に強気でいる」と言及している。「市場の勢いに乗って１月中旬までの株価反落の可能性は低いと見るのが妥当だ」という。

ストラテジストたちは、一般的に米株式市場が好調となる傾向にある年末までの見通しについて概ね楽観的になっており、別の米大手証券のトレーディングデスクは、２０２５年の年初までにＳ＆Ｐ５００が６３００に近づくと推定している。これは上記の米大手銀のトレーディングデスクが示した水準と一致。

米株式市場では例年、１２月最後の２週間と１月最初の２週間は１年の中で最も好調な４週間で、１９２８年以来、平均２．６％のリターンを記録しているという。しかし、今回は従来と大きく異なり、Ｓ＆Ｐ５００はすでに今年の１１カ月間で１９９７年以来の最高のパフォーマンスを記録。これは、過去１００年間で４度目となる２０％超の年間上昇率を２年連続で記録する可能性が高いことを意味する。

株探ニュース