ニデックが一時4%高、不正会計巡る疑惑解消の米スーパー・マイクロ株急伸で買い戻し
ニデック<6594>の上昇率が一時4%を超えた。同社のサーバー用水冷モジュールは米スーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>向けに採用されている。AIの普及拡大とデータセンターの増設需要を背景に、スーパー・マイクロ・コンピューター向けのビジネスがニデックの業績を押し上げるとの期待が膨らんでいたなか、スーパー・マイクロ・コンピューターの不正会計疑惑が明るみになり、ニデック株の上値を圧迫する要因となっていた経緯がある。そのスーパー・マイクロ・コンピューターは2日、不正会計問題を受けて設置した特別委員会による調査をもとに、不正行為の証拠は見つからなかったと開示。新たなCFO(最高財務責任者)の起用も公表した。一連の疑惑が解消したとの受け止めから同社株が28%を超す急騰劇を演じたことを踏まえ、ニデックへの買い戻しが誘発される格好となったようだ。