外為サマリー:一時149円90銭台に上昇、値頃感からの買いも流入
3日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=149円86銭前後と前日午後5時時点に比べ30銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=157円22銭前後と同50銭強のユーロ安・円高で推移している。
ドル円は、午前8時時点では149円50銭前後で推移していたが、その後はドル買い・円売りが優勢となり午前9時50分過ぎには一時149円92銭まで値を上げた。前日のニューヨーク市場では一時149円00銭台までドル安・円高が進行。ウォラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事が「現時点で12月会合での政策金利引き下げを支持する方向に傾いている」と述べたことから、今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測が強まっている。ただ、149円台前半では値頃感からの買いも入り、東京市場に入ってからは上値を試す動きとなっている。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0491ドル前後と同0.0010ドル程度のユーロ安・ドル高で推移している。フランスの政局不安を背景にユーロは軟調な値動きとなっている。