AT&Tが上昇 通期1株利益の見通しを上方修正 27年にかけて計200億ドルの自社株買い=米国株個別
(NY時間09:40)(日本時間23:40)
AT&T<T> 23.63(+0.93 +4.11%)
AT&T<T>が上昇。取引開始前に今年度と25年度の通期ガイダンスを公表し、今年度の通期1株利益の見通しを上方修正した。また、約100億ドルの自社株買いは2026年末までに完了する見込みで、2027年にはさらに約100億ドルの自社株買いを追加する予定だと表明した。
今年度の1株利益の見通しには、ディレクTVからの利益として1株約0.30ドルが含まれているとしている。それを除外した場合の1株利益は1.90-1.95ドルになると説明した。
また、2025年から2027年にかけてのサービス収入は年ベースで1桁前半の成長を見込み、EBITDAは3%超の成長を見込んでいる。
今後3年間で500億ドル以上の財務能力の創出を見込んでおり、配当および自社株買いにより、400億ドル以上を株主に還元する見込みだと述べている。現在の年間配当1.11ドルを維持し、総額200億ドル超の配当が実現。さらに約200億ドルの自社株買いも可能となる。
(通期見通し)
・1株利益(調整後):2.20~2.25ドル(従来:2.15~2.25ドル)
・資本支出:210~220億ドル(従来:210~220億ドル)(予想:194.8億ドル)
・FCF:170~180億ドル(予想:174.7億ドル)
・EBITDA(調整後):3%増
(25年度通期見通し)
・1株利益(調整後):1.97~2.07ドル
・EBITDA(調整後):3%超増
・FCF:160億ドル超
・資本支出:約220億ドル(予想:195.4億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース