米大手銀、市場の織り込みよりも若干多い利下げを見込む
米大手銀は、短期金融市場が織り込んでいるFRBの利下げよりも若干多い利下げを見込んでいる。そのため、政策金利に敏感な2年債などの短期ゾーンの買い(利回り低下)を推奨した。
同銀は2025年の見通しの中で、政策金利は3.50-3.75%で今回の利下げサイクルのターミナルレート(最終到達点)に達すると見ており、来年の第3四半期までに四半期ごとのペースで、あと計1.00%ポイント利下げが実施されると予想。その場合の米2年債利回りは、FRBが最後の利下げを実施する前の2025年第3四半期に3.65%で底を打つと予測している。
その後、FRBが小幅に引き締め領域で政策金利を据え置くことで、利回りは小幅に反転すると見ているようだ。
米国債利回り(NY時間10:42)(日本時間00:42)
米2年債 4.175(-0.004)
米10年債 4.203(+0.014)
米30年債 4.377(+0.015)
期待インフレ率 2.281(+0.016)
※期待インフレ率は10年債で算出
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース