東証グロース市場250指数先物見通し:売り買い交錯し小動きか
本日の東証グロース市場250指数先物は、売り買いが交錯し、小動きを予想。前日3日の米国市場のダウ平均は76.47ドル安の44,705.53ドル、ナスダックは76.96pt高の19,480.91ptで取引を終了した。ダウは手仕舞い売りが継続し終日軟調に推移したものの、JOLT求人件数が労働市場の底堅さを再表明したため景気に楽観的な見方が強まり下げ止まり、終盤にかけて下げ幅を縮小した。ナスダックは携帯端末のアップル(AAPL)やオンライン小売のアマゾン(AMZN)などが買われ、指数を押し上げ終盤にかけ上げ幅を拡大し連日で過去最高値を更新。相場はまちまちで終了した。本日の東証グロース市場250指数先物は、売り買いが交錯し、小動きを予想する。グロース市場固有の強調材料は乏しいものの、ナスダックの高値更新や、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げ期待の高まりなど外部環境は良く、買い優勢の展開が見込まれる。一方、日足のストキャスティクスに過熱感が見られることから、高値圏では利益確定売り機運も高まりそうだ。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比3pt高の646ptで終えている。上値のメドは655pt、下値のメドは640ptとする。
《SK》