3日の米株式市場の概況、NYダウ76ドル安 雇用指標公表前で持ち高調整
3日の米株式市場では、NYダウが前日比76.47ドル安の4万4705.53ドルと続落した。10月の米雇用動態調査(JOLTS)は、非農業部門の求人件数が市場予想に対し上振れして着地した。この先は11月の雇用指標の発表が相次ぐほか、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の討議参加も控えており、持ち高調整目的の売買が中心となった。
プロクター・アンド・ギャンブル<PG>が売られ、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>が軟調推移。クーパン<CPNG>が下値を探り、インテル<INTC>とUSスチール<X>が大幅安となった。半面、メルク<MRK>とウォルマート<WMT>がしっかり。AT&T<T>が株価水準を切り上げた。
ナスダック総合株価指数は76.963ポイント高の1万9480.911と3日続伸し、連日で最高値を更新した。アップル<AAPL>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>、メタ・プラットフォームズ<META>が堅調。エヌビディア<NVDA>とマイクロソフト<MSFT>が上伸し、パランティア・テクノロジーズ<PLTR>とジャナックス・セラピューティクス<JANX>が急騰した。一方、テスラ<TSLA>が冴えない展開。Zスケーラー<ZS>とマイクロチップ・テクノロジー<MCHP>が売りを浴び、トランスメディックス・グループ<TMDX>が急落した。