レナが急伸、革新的がん医療実用化研究事業の採択期間延長を材料視
レナサイエンス<4889>が急伸。同社は3日の取引終了後、日本医療研究開発機構(AMED)の「革新的がん医療実用化研究事業」に採択された慢性骨髄性白血病(CML)に対するPAI-1阻害薬「RS5614」の第3相試験に関し、助成期間の2年間延長が承認されたと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。25年3月期の業績への影響はないものの、助成金の獲得により、26年3月期と27年3月期に見込んでいた費用の計上がなくなり、収益が改善する見通しという。第3相試験の目標症例数の登録が終了しており、延長期間内に試験を完了するメドが立っているとの理由から承認されたという。正式な助成金額が確定した際に、改めて開示を行う方針を示している。