外為サマリー:一時149円70銭台に下落、日銀の追加利上げに慎重見通しも
5日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=149円93銭前後と前日午後5時時点に比べ40銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=157円82銭前後と同20銭強のユーロ安・円高で推移している。
ドル円は、午前9時時点では150円50銭近辺で推移しており、その後、150円30銭前後での一進一退が続いた。午後2時過ぎからはドル売り・円買いが優勢となり、午後2時40分過ぎには149円79銭近辺まで売られた。日銀の12月金融政策決定会合では、追加利上げ見送りの観測も浮上するなか円高方向に振れやすい状態にある。中村豊明日銀審議委員が講演し、金融緩和度合いを「慎重に調節していくことが重要」と述べたことも、ドル安・円高を促す要因となった様子だ。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0526ドル前後と同0.0010ドル強のユーロ高・ドル安で推移している。