東証グロース市場250指数先物概況:薄商いも小幅反発
12月5日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比2pt高の635pt。なお、高値は640pt、安値は632pt、日中取引高は1582枚。前日4日の米国市場のダウ平均は反発。民間部門の11月ADP雇用統計で堅調な雇用の伸びを確認し、寄り付き後、上昇。11月ISM非製造業景況指数が低調で一時伸び悩んだが、良好な成長期待が根強く相場は終日堅調に推移した。長期金利の低下でハイテクも買われ、相場をさらに支援。終盤にかけ、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がインタビューで、経済に楽観的な見解を示したほか、FRBが公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)でも経済活動の拡大継続が確認されたため、相場は上げ幅を拡大し過去最高値を更新した。本日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比3 pt高の636ptからスタートした。米国の株高や長期金利低下を受け、朝方は買い優勢で始まったものの、その後のマーケットはこう着。グロース市場に固有の悪材料が見当たらない中、米雇用統計を明日に控えていることや韓国の政情不安などもあり、上値は限定的となった。商いは細ったものの、売る動きも乏しく、小幅反発となる635ptで取引を終了した。東証グロ-ス市場の主力株では、カバー<5253>やMTG<7806>などが上昇した。
《SK》